審査結果発表「富良野街なかグランドデザインアイデアコンペティション」

ふらのまちづくり(株)富良野街なかグランドデザインアイデアコンペティション審査結果
審査委員会(委員長 ふらのまちづくり(株)代表取締役社長 西本伸顕)11月22日開催
■優秀作品 該当なし
■入選作  賞金10万円
・「まちの構造 みちの構造」      (株)アトリエAKU         札幌市 
■佳 作 賞金3万円
・「Farming Landscape」        福井大学大学院桜井研究室      福井市
・「へそ親水公園」と「富良野路」   (株)牛込総合計画          東京都
・「ガーデンライフ・シティ フラノ」  大國道夫・都市・建築総合研究所(株)東京都

審査結果
 結果は、委員の意見が分かれ、残念ながら全委員の賛同を得る最優秀該当作品はなかった。
もっとも多くの委員の賛同を集めた「まちの構造 みちの構造」を入選作とし、斬新なアイデアで委員の注目を集めた作品3点を佳作として選考した。

入選作 
提案作品に共通したアイデアとして、まちなかに緑を整備すること、頭無川の水路を利用した親水空間を整備すること、JR富良野駅前からフラノマルシェまでの通りに歩きやすい仕掛けをつくっていくことがあげられ、まちなかに緑を用いるアイデアが多く見られた。
中でも評価が高かったのが、「まちの構造 みちの構造」。
歩行者専用の「表の道」として緑の軸を通し、幅員3.6メートルの既存道を「裏の道」路地のように考え、空地となっている土地を「ポケットパーク」として「表の道」「裏の道」をつなぐというもの。
この提案では駐車場を一つにまとめず、分散させて配置することも評価が高かった。

佳作 
■「Farming Landscape」      福井大学大学院桜井研究室
五条通り沿いにぶどう棚を配置するアイデアは、管理の問題もあるが、斬新なアイデアということで票を集めた。
■「へそ親水公園」と「富良野路」   (株)牛込総合計画
親水空間を整備するアイデアの多くは、水路沿いを整備する考えが多かったが、イベントを催すことができる広場を設けたアイデアと、フラノマルシェまでの通り沿いの建築物をセットバックさせ、山の景観を望めるアイデアに賛同が集まった。
■「ガーデンライフ・シティ フラノ」 大國道夫・都市・建築総合研究所(株)
自然素材を用いた施設整備とテーマカラーを設定、そして中心に里山ガーデンを整備したことの評価が高かった。