【津別町 複合庁舎建設等まちなか再生基本計画】
津別町は、オホーツク管内にある北見市にほど近い、人口5,000人の町で、
林業と農業を中心に発展してきました。
しかし近年は、人口減少・少子高齢化の影響により、空き家・空き店舗の
増加、商業の衰退、にぎわいの低下など、中心市街地の活気が失われつつ
ある状況です。
町では2015年から「まちなか再生事業」に取り組み、町民ワークショップや、
高大連携(津別高校・筑波大学)、有識者との共同研究など、まちづくりの
様々な活動を重ねてきました。
こうした中、耐震性に乏しく老朽化した役場庁舎の建て替えが急務となって
いたことから、先導的事業として「複合庁舎建設街なか再生基本計画」を
策定し、10年後のまちなかの青写真を描き、計画的に施設整備と、にぎわい
創出の仕掛けづくりを行うこととなりました。
本計画では、ただ施設を建て替えるのではなく、「まちなか再生」と連動させ
中心市街地の活性化に向けて、より効果的に施設整備が行えるよう、新規に必
要となるような施設(健康福祉センターや図書館など)や相乗効果が期待でき
る施設(民間事業者も含めた事業所など)、にぎわいの拠点となるマルシェの
試みなどを検討しています。
計画策定にあたっては、最新のヴァーチャルリアリティ(VR)を導入するなど
町民の方々と具体的なイメージを共有して、合意形成を図ることができるよう、
計画づくりが進められました。
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