おかげ横町

Tです。
伊勢神宮では、20年ごとに内宮、外宮の正殿を造りなおす式年遷宮が行われます。
飛鳥時代の天武天皇の頃に定められ現在まで続いており、来年、平成25年度がその年あたります。
おかげ横町は、衰退していた内宮門前町の活性化を図るため、平成5年(前回の式年遷宮)に整備されました。
お伊勢参りの参拝者へのおもてなしをコンセプトに、株式会社赤福が140億円を投じて整備を行い、
30万人程度(H4)だった来訪者を440万人(H22)にまで増加させています。
地元企業1社による整備、子会社による運営、直営店38店舗、委託15店舗などで構成し、祭事も自ら行っています。
太鼓をたたくだけの社員もいるそうです。
企業の力というか、決断力というか、すごいですね。


ただ、担当の方もお話ししていましたが、「440万人も来るようになると、普通の民家の軒先が商売する場所として価値が出てくる。」
商売目的で外からいろいろ来て、おもてなしとはかけ離れたことになってきている。
街の価値という意味で危機感を持っているとのこと。
まちづくりの難しさがありますね。