四国では松山にも行ってきまして、その際に道後温泉を見てきました。(入ってはいないのですが…)
「千と千尋の…」の油屋のモデルといわれている温泉。
木造三層楼というのは大変めずらしいものだそうです。
老朽化した道後温泉を改築する計画を行ったのが道後湯之町町長。
現代の金額に直すと約13億という莫大な費用をかけておこなったそうです。当時、大反対があったものの、
「この道後温泉が100年経っても真似のできないものを造ってこそ意味がある。人が集まれば町が潤い、百姓や職人の暮らしも良くなる」と貫き通したそうです。
たしかに、国の重要文化財として指定され、100年以上たったいま、入湯数はほとんど当時のにぎわいのままだそうです。
ただ、当時の大反対は命の危険も感じるほどで、町長は無給で建築に充てたようですから、かなりの信念と先見があってのものだったのですね。