「こども四日市」のお話を伺いに、四日市のメリーゴーランドに行ってきました。
ここは子どもの本専門店の草分け的存在で、県外からもわざわざ足を運ぶひとが多い有名店です。
本を選ぶことは、ただ仕入れて並べればいいよいうものではないですね。お客さんの趣味嗜好だけじゃなく一歩先のものを提供してあげないとなりません。
そこでの本との出会いがその人にどんな影響を与えるのか、なかなか奥が深いです。
外国の子どものおもちゃなども扱っています。
このメリーゴーランドやその他団体が主催する「こども四日市プロジェクト」とは、「あそんで、かせいで、まちをつくっちゃう」という子どものためのイベントです。
子どもたちが職業体験をしながら、地域通貨ヨーを稼いで、遊びながら仕事や社会の仕組みを学びます。
職業は銀行員や新聞記者、カメラマン、子どもが考えたお店のオーナーなどさまざま。お仕事はもちろん、ハローワークで探します。
「こどもがつくる」、「こどもがきめる」というのを大事にしているようで、
新規で事業を起こす時は何を用意しないといけない、いくつ売らないと儲からない、、なども子どもたちが考えるようにしています。(時折、大人たちが手助けをしてしまう、大人問題が勃発するらしいですが…)
中学生から上は事務局側でサポートをする役割に回り、こども四日市のシステムが受け継がれています。
失敗することでも何かを学び、うまくいくためにどうしたらよいのか、子どもたちの考える力が育ちます。
特に自主性を大事にしているので、子どもたちの工夫がどんどんまちを変えていく、まさに子ども版の「まち」ですね。