こんにちは。
スタッフAです。随分あいてしまいましたが(申し訳ありません)、
今日は予告通り『笑説・これが北海道弁だべさ(西本伸顕著)』のブックレビューです。
本州に住んでいる元道産子の友人と食事をしていた時のこと。
最近、飲食店のテーブルには店員さんを呼ぶための“ボタン”、
ありますよね。
押した。音がしない。
再度押しても、やっぱり店員さんは来ません。
すると、友人が一言。
「ね、今、ボタン押ささった?」
『笑説・これが北海道弁だべさ(西本伸顕著)』。
長い間まちや地域に密着した活動を続けてきた筆者が
日々日常の中から拾い上げた北海道弁の使用事例が面白いです。
読めば読むほど納得(時には反省)してしまう地元言葉たち。
あずましい、いずい、うるかす、おだつ、
ちょす、ゆるくない…そして、冒頭に挙げた「~さる」。
意識していてもいなくても、結構毎日使っている。
地元言葉と指摘されてみれば、なるほど、
この言葉たちってパソコンですんなり変換できないんですね。
どうも生まれ育った地方の言葉って、
その他の表現じゃ物足りなかったり、
簡単なことなのに言い換えるとすごく長くなってしまったり、
懐かしいという次元以前に体にしみ込んでいる気がします。
全編通して笑いをかみ殺しながら読めますが、
中でも私のおススメは「2.神をもおそれぬこの暴挙!北海道弁で読む古典名作選」。
是非、声に出して読んでみてください。
自分の道産子度が分かるはずです。