こんにちは。スタッフのIです。
いよいよ今夜0時にボージョレ解禁になりますね。今年の出来もなかなかのようです。
私は去年フランスに住んでいたのですが、パリではボージョレ解禁後と春先の年2回、ワインの見本市「Salon des vins」が開かれます。
場所はパリの外れの巨大なコンベンションセンターの大ホール。
入場料は6ユーロ。ソムリエの勉強をしている学生は無料です。
チケットと引き換えにグラスがもらえます。これを持って各ブースを回って試飲させてもらうのです。
つまり、飲み放題です(笑)。
会場を巡る前にまず、出展しているドメーヌ(生産者)をチェック。ブースはその数1000以上!
銘柄でいうと、、、いくつでしょうか?!
フランス中からワインが集まってきます。
全て飲むことは到底できないので、お目当てのドメーヌをチェックしてから巡ります。
ひとつひとつのブースはそれほど大きくはなく、人でごった返しています。
見えないですが、ブースの足元にはバケツが置いてあり、バイヤーなどはグラスをくるくる回して香りを試し、ひとくち口に含むくらいで足元に流してしまいます。
この見本市は、レストランやビストロ、ワインショップなどの関係者が、半年分のお店に置く商品の商談をする場でもあるのです。
それと同じように一般のお客さんも1本から買って帰ることもできます。一般消費者が生産者の話を聞きながらじっくりワインを選ぶことができるのです。直接購入することができるので、卸を挟んだ末端価格よりもリーズナブルな価格で買うこともできます。
生産者にとっても消費者にとっても、お互い顔を合わせてワインの話ができる年2回のおまつりです。
フランスではこの他にチョコレートの見本市、食全般に関する見本市、服飾素材関連の見本市など様々な見本市が一年中開かれています。またいつかご紹介しますね。